在上海日本国総領事館情報
鳥インフルエンザ関連情報(香港特別行政区における人への感染について)
1. 11月17日、中国衛生部はホームページにて、香港特別行政区で高病原性鳥インフルエンザの人への感染が確認され、患者(1名)は治療中である旨を発表しました。発表の主要点は以下のとおりです。
(1)患者は59歳の女性。香港特別行政区在住。
(2)11月2に鼻水等の症状が出た後、11月14日肺炎のために入院、11月16日重症観察室へ転入し、現在、患者は現地(香港)の病院で隔離治療を受けている。
(3)11月17日、香港衛生予防保護センターは実験室で患者の呼吸道サンプルを検査した結果、H5ウイルス核酸陽性を確認。同日、香港衛生部門は当該症例が高病原性鳥インフルエンザのヒトへの感染と診断した。
(4)患者は、10月23日から11月1日まで家族と一緒に上海、南京、杭州等に旅行に行っていた。患者は最近鳥類との接触歴はないと言っている。
香港在住の患者の家族は全員医学観察を受けたが、異常症状は報告されていない。
(5)感染の発生後、現地政府はこれを高度に重視し、密接接触者に対して追跡調査と感染源調査を展開している。
●衛生部ニュースリリース
2. 感染源はまだ明らかになっていませんが、患者は症状の出る前、上海、南京、杭州等を旅行していたとのこともあり、引き続き、不用意に鳥に近寄ったり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してください。
3. 中国政府のこれまでの公表によれば、今回の事例をあわせて、中国における鳥インフルエンザの人への感染例は40例目(死亡例は26例)になります。
今年に入ってからは、湖北省の例に続く2例目の感染例になります。
その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。
4. 当館では新たな情報が得られ次第、当館ホームページ及びメールマガジンでお知らせします。
●海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A
●在上海日本国総領事館ホームページ
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鳥インフルエンザ関連情報
Posted on 2010/11/22 22:35
2010/11/22 22:35
中国担当
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