鑑真座像、揚州に里帰り
2010年11月24日、奈良東大寺の鑑真和上座像が、和上の故郷である中国江蘇省揚州市大明寺に到着した。
鑑真和上座像は、大明寺の僧や当地の住民の歓迎を受けた後、鑑真図書館に到着した。
2010年11月26日から12月7日にかけて、同図書館で展示される予定となっている。
苦難の末日本に渡った唐代の高僧・鑑真(688−763)の座像(奈良・東大寺所有)が11月24日、鑑真のふるさとである江蘇省揚州市に初めて「里帰り」した。
木製の座像は江戸時代に作られた国の重要文化財。
上海万博に合わせ11月23日まで展示されていた上海博物館から、陸路約3時間かけて運ばれた。
「里帰り」は揚州市政府からの要請を受け、奈良県側が輸送費約500万円を負担して実現した。
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