中国における遺棄化学兵器問題に関する第13回日中共同作業グループ会合の結果
2011年2月22日
1.2月22日、外務省において、中国における遺棄化学兵器問題に関する第13回日中共同作業グループ会合が開催されました。
本件会合は、日本側からは垂秀夫外務省アジア大洋州局中国・モンゴル課長を団長とする外務省及び内閣府の関係者が、中国側からは何振良外交部日本遺棄化学兵器問題処理弁公室副主任を団長とする外交部及び国防部の関係者がそれぞれ出席しました。
2.日中双方は、遺棄化学兵器処理事業に係る日中間の協力関係は良好であり、2010年10月に南京市において遺棄化学兵器の廃棄作業が開始されたことは大きな進展であるとの評価で一致しました。
また、ハルバ嶺における試験廃棄処理等の開始や、中国北部への新たな移動式処理設備の導入に向け、準備作業を促進することを確認しました。
更に、その他の地域での現地調査や発掘・回収についても日中双方で協力して積極的に実施していくことを確認しました。
3.日中双方は、本件問題に関し、今後とも引き続き緊密に協力・協議していくことを確認しました。
●外務省プレスリリース