中国社会科学院が2011年観光緑書を発表
中国政府直属のシンクタンク、中国社会科学院がまとめた2011年版の「中国旅行緑書」によると、2010年に中国を訪れた国別の旅行者数は韓国が日本を抜いて1位に。
緑書は尖閣諸島沖の漁船衝突事件を受けた日中関係の緊迫が「日韓逆転」の主因と分析している。
香港、マカオ、台湾を除く2010年の海外からの旅行者数は全体で19.1%増の2612万6900人だった。
上海万博開催などが大きく貢献している。
韓国からの延べ旅行者数は前年比27.5%増の407万6400人。
日本からは12.5%増の373万1200人にとどまった。
韓国の1位は2008年以来2年ぶり。
一方、本土から香港への旅行者が直近の3四半期で1649万人と前年同期より25.4%も増加、2011年は平均で10%程度増加し2100万人に達すると予測。
このうちパッケージツアーを利用しない個人旅行者は1400万人で、通年の旅行者の7割を占めるほど増加する。
また同緑書は香港旅行熱が当面続くと分析しており、その理由として各旅行社のツアー内容の充実、人民元相場の上昇、旅行規制の緩和などを挙げている。
中国の観光業の注目ポイント
広東、香港、マカオの経済協力関係が緊密になるのにともない、観光協力が拡大、強化され、珠江デルタの観光業は発展の余地が広がる。
北京と天津を中心とする環渤海地区も新しい観光地を積極的に開発している。
海南省の国際観光島の建設する。
赤色観光と民俗観光。
個人旅行の普及。
上海ディズニーランドの建設。
国際会議展覧業の市場の成長。
クルーザー観光。
観光不動産の拡大。
●2011年《旅遊緑皮書》発行(中文)
2011年版中国旅行白書/(旅遊緑皮書)
Posted on 2011/04/30 01:05
2011/04/30 01:05
中国担当
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