中国浙江省温州市で7月23日(土)夜に起きた高速鉄道列車の脱線事故は、24日未明までに35人(うち外国人2名)に増え、負傷者も210人に達した。
車両にはまだ閉じ込められた乗客がおり、死傷者は増える可能性がある。
盛光祖鉄道相は乗客の救出と負傷者の治療、事故原因の究明に全力を挙げるよう指示。
急ピッチで整備を進めている高速鉄道で起きた死傷事故を重く見て、全国の鉄道局に対して線路と列車設備の緊急点検と安全輸送の強化を求めた。
鉄道省などの調べによると、浙江省杭州発→福建省福州南行きのD3115列車が落雷で停電し、急停車したところに、後続の北京南発→福州行きのD301列車が追突。
D301は2011年6月末に開業した北京−上海高速鉄道を経由して、事故が起きた路線を走行していた。
時刻表によると、D301がD3115に先行して通過することになっていた。
計6車両が脱線し、高架から落下した車両には乗客が閉じ込められた。
中国の高速鉄道事故で、上海の日本総領事館は7月24日午前、死者の中に日本人はいないと浙江省政府から連絡があったことを明らかにした。
インターネット上のマイクロブログ(中国版Twitter)には、転覆して大破した車両の救出作業の様子や高架から飛び出した車両が傾斜した様子、大破した「和諧号」と書かれた車両を撮影した写真などが掲載されている。
大きな地図で確認
●両列動車在温州発生追尾_網易専題(中文)
●温州動車追尾脱軌_騰訊新聞_騰訊網(中文)
●D3115次動車脱軌墜橋-捜狐新聞
●D3115次与D301次列車発生追尾_雅虎資訊
●中国人民共和国鉄道部(中文)
●上海鉄路局(中文)