2011年12月14日、中国国家語源資源監測与研究中心と商務院書館が共同で、2011年度の漢字を発表した。
2011年の中国を代表する漢字には、「控」が選ばれた。
「控」は中国語では制御・統制の意味で使われる。
「控」は、2010年度の新語「漲」(膨張、上昇の意)を受け、上昇したなら抑制が必要であるということで、金融の引き締めを初めとして様々な方面における政府のコントロールが強化されたことを意味し、政府の努力と国民の期待が反映されている。
2011年度の中国を代表する単語としては、「傷不起」が選ばれた。
日本語に訳すと「傷を負ってこれ以上耐えられない、太刀打ちできない」という意味。
中国が様々な問題に直面し国民の不満が高まってことを示し、叫びに似た風刺的なブラックユーモアが込められている。
また2011年度の世界を代表する漢字には「債」、単語には「欧債危機」が選ばれ、中国人がヨーロッパ債務危機の深刻化を懸念してることが明らかとなった。
今回は、年度の新語・流行語と共に、中国メディアの新語・流行語TOP10も発表された。
2011 年度の中国メディア流行語トップ10は、「中国共産党建党90周年」「“十二五”スタート」「文化強国」「食品安全」「交会対接」(宇宙船のドッキング)「日本大地震」「欧州債務危機」「リビア情勢」「ジョブズ」、「COP17」。
中国メディア新語TOP10は、「傷不起」以外に以下。
「起雲剤」「虎母」「政務微博」「北京精神」「走転改」「微電影」「加名税」「淘宝体」「雲電視」
●中国国家語源資源監測与研究中心
●中国年度漢字“控”字当頭(中文)
●年度漢字里的世態人心(中文)
●双語:“傷不起”当選2011年度詞組
●噛文嚼字、今年の流行語を発表、「親」「傷不起」「ホールド」がトップ3位
2011年の中国を代表する漢字
Posted on 2012/01/05 00:35
2012/01/05 00:35
中国担当
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