上海市内の治安について時々質問を受ける。
答えはいつも「上海市は中国政府直轄の都市ですので治安は至って良好です」と。
しかしタクシーに限って言えば良好とは言えないような事例の報告を受けています。
＊
●上海浦東国際空港から上海市内虹橋エリアまで運賃400元
これは有りえないですね(^^；
せいぜい200元迄ですから。
空港からタクシーに乗車する場合
基本的にはタクシー乗り場で順番に配車されたタクシーを利用するしかないのですが・・・
＊
上海についての最初の作業であるタクシー利用を失敗しないための方法を伝授いたします。
●鉄則１
大手タクシー会社を利用する
上海には大手タクシー会社が4社あります。
大衆、強生、錦江、海博
これらの会社のタクシーを利用すればほぼ間違いは無いと思います。
これらのタクシーの簡単な見分け方
タクシーのボディ(運転席側と助手席側)に数字の書かれたステッカーが貼ってあります。
この数字はタクシー会社の独自のコールセンターの電話番号です。
現地の方がタクシーを呼ぶときに利用します。
大手タクシー会社なので、
ぼったくりや危険運転などは少ないと思われます。
※当記事内のタクシー３台の画像は全てボディにステッカーのあるお薦めのタクシーです。
●鉄則２
料金メーターをチェック。
上海のタクシーはかならず法律で定められた料金メーターを搭載しています。
一般的には乗車後少し走ってからメーターを倒しますので、その点は要チェックです。
乗車時点で既にメーターが作動していないか!? メーターの金額がゼロかどうか!?を確認しましょう。
そして下車時には必ず領収書をもらっておきましょう。
領収書にはタクシー番号、乗車時間、走行距離、料金などが記載されています。
日本では無許可営業タクシーを「白タク」と呼びますが、中国では「黒車(黒タク)」と呼びます。
しかも正規のタクシーがメーター料金ではなく、事前交渉で金額を決める黒タクをしていますのでご注意下さい。
特にコンサート終了後の会場周辺にはかなり出没しています。
十分にご注意願います。
●鉄則３
行き先はあらかじめ紙に書いて準備しておく。
上海には星の数ほどのホテルがあります。
次々に新しいホテルも開業しています。
タクシー運転手が全て把握している訳がないという前提で、事前に行き先を書いたメモなどを準備することをお薦めいたします。
上海の場合、
施設名よりも、○○○路×△△△路という様に最寄の交差点を示した方が早い場合があります。
具体的には、
「上海国際体操中心」と示すよりも「武夷路×中山西路」と示した方が運転手は理解しやすいということです。
「メルセデスアリーナ」は「世博大道×上南路」と、「東方体育中心」は「済阳路×中環路旁辺」と示すと理解が早いと思います。
ホテルに戻る際も同様ですが、ホテルのお部屋に備えてある簡易パンフレットや名刺サイズのカード等でも有効だと思います。
＊
初めて上海を訪問される方でタクシーご利用の場合は是非上記の実践を！
お客様からの体験談を募集しております。
上海でタクシー利用時に感じたことなどを是非お寄せください。
