上海市は2011年3月2日、同年4月1日付で最低賃金を現在より約14%高い月1280元に引き上げると公表。
労働者の手取り額としては中国で最も高い水準になる。
最低賃金水準の店員を多数雇用しているとみられる大手スーパーなど、国内や外資のサービス業を中心に影響が出るのは必至の情勢。
物価上昇に伴う賃上げの要求を受け、上海市の韓正市長は2011年1月下旬に現行1120元の最低賃金を10%以上引き上げる方針を明らかにしていた。
社会保障額を含めると実際の給与額は1590元を超えることになる。
内陸部の発展にともない、沿岸部各都市では労働力確保が難しくなってきている。
広州市、北京市をはじめ各都市間での労働力の取り合いの様相となっており、上海市も他都市と比べて労働力が集まりやすい環境整備に必死だと受け取れる。
●4月1日起本市月最低工資調整到1280元(中文)
●市政府新聞発布会介紹自4月1日起本市将調整部分民生保障待遇標準相関状況(中文)
上海市4月1日より最低賃金引き上げ
Posted on 2011/03/05 01:05
2011/03/05 01:05
中国担当
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