平成23年8月25日
1.2011年8月25日(木)16時35分頃、松本剛明外務大臣は、程永華駐日中国大使に対し、昨日朝の中国漁業監視船の尖閣諸島周辺領海内への侵入について申入れを行いました。
2.松本大臣からは、概要以下を申し入れました。
(1)我が国固有の領土である尖閣諸島の周辺領海を中国公船が航行し、尖閣諸島に関する中国独自の主張等を繰り返したこと等は、我が国として決して受け入れられず、誠に遺憾である。
(2)今般の中国公船の我が国領海内における航行は、国際法上認められた無害通航とはみなしえず、日本政府として強く抗議する。
(3)日中関係の大局を踏まえ、このような事態が二度と発生しないように強く求める。
3.これに対し、程永華大使から、松本大臣からの申入れは至急本国に報告するとした上で、尖閣諸島に関する中国独自の主張の表明がありました。
また、来年は日中国交正常化40周年であり、日本側と力を合わせ日中関係がより良い方向に進むようにしたい旨述べました。
これに対し、松本大臣から、改めて尖閣諸島に関する日本の基本的な立場を述べた上で、来年の日中国交正常化40周年は極めて重要であり、中国側に対してこのような事態が再発しないよう求める旨述べました。
●外務省プレスリリース